薬局
理念
私たちは、甲府共立病院の一員として和を尊び、患者さんをはじめ地域の方々や他職種の方々から信頼される薬剤師を目指し、最新の医薬品情報の収集と自己研鑽に取り組み、次のことを念頭に日々の業務に励んでいます。
- 患者さん一人一人と向き合い、その患者さんに最適な薬物療法を提案する。
- 自身の考え方に固執せず、相手の意見や立場を尊重し理解した上で、問題解決に向けて的確な助言・提案をする。
体制
薬剤師9名 調剤助手2名
業務内容
内服外用調剤(処方箋枚数 約100枚/日、注射箋枚数 約140枚/日)
主に入院患者さんの調剤を行っています。自動錠剤分包機やGS-1コードによる監査システムを利用することで、より安全な調剤を行っています。
注射調剤
主に入院患者さんの注射薬取り揃えを行っています。薬剤の用法用量、配合変化、投与時間などの確認を行い、患者さんごとに注射セットをしています。注射調剤においてもGS-1コードによる監査システムを利用し、安全な調剤を行っています。
また、患者さんの治療上市販薬にない高カロリー輸液の調製はクリーンベンチを用いて無菌調製しています。
癌化学療法
癌化学療法に対し、レジメンの管理、薬剤の適正使用に務めています。また、抗がん剤調製は、原則薬剤師が安全キャビネットと閉鎖式器具を用いて行っています。薬剤師が介入することで安心安全で適切な化学療法実施と曝露防止につながっています。
持参薬鑑定
患者さんが入院時に持参した薬剤の名称・用法用量・日数・代替薬・処方元医療機関などを確認します。その内容は、持参薬鑑別報告書として医師・看護師に情報提供しています。
DI(医薬品情報)業務
患者さんをはじめ全職員に簡単かつ適切に医薬品に関する情報を提供することを目的とし、医薬品に関する様々な情報の収集及び内容の精査や加工を行っています。
配薬管理
患者さんが自身で内服薬の管理が困難な場合、薬剤師が週に一度介入し、一週間分の内服薬を配薬カートにセットしています。
薬剤管理指導
入院中の患者さんの薬剤使用状況を把握し、服薬コンプライアンスや効果及び副作用の有無、薬剤相互作用などを確認し、患者さんに適切な薬物療法が実施されているかを評価しています。また、必要に応じて医師や看護師に助言・提案し、問題解決に向けて共働しています。
医薬品管理
医薬品の品質の確保、安定供給のため在庫管理を行っています。
各部署に常備されている薬剤の数量、使用期限などの管理をしています。
医薬品安全管理責任者は、医療安全委員会の一員として、病院内の医薬品安全使用に務めています。業務手順書の策定や見直し、職員への周知や研修など行っています。
チーム医療
現在、当院の薬剤師が介入しているチームとしては、感染制御チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)、緩和ケアチーム、栄養サポートチーム(NST)、認知症サポートチーム(DST)、褥瘡対策委員会、糖尿病改善チームなどがあり、それぞれ担当の薬剤師が専門性を持って活動に取り組んでいます。
感染制御・抗菌薬適正使用支援
感染制御チーム、抗菌薬適正使用支援チームメンバーとして、抗菌薬の使用状況、指定抗菌薬届出状況、TDM実施状況のデータ集計を継続的に行い、TDMによる処方提案に取り組んでいます。抗菌薬使用ガイドラインを作成し、抗菌薬適正使用につなげています。
薬事委員会
当院で扱う医薬品について、様々な情報を収集、分析し、採用の可否を検討しています。医薬品の安全性や安定した確保など、診療に影響が出ないように努めています。
その他
- 中学生職場体験
- 高校生薬剤師体験
- 薬学部実務実習
- 地域住民向け医療懇談会講師