放射線診断科
放射線診断科の特徴
甲府市中心部の第一線病院として、各臨床科の需要に応えるべく主要な画像検査に対応しています。 また、山梨大学医学部放射線科などと連携しながら、常に最新技術を取り入れ、最適な検査がされるように心がけています。
症例・治療・成績
当院の入院患者様のみならず、系列事業所や地域の医療施設からの検査を受け付けています。必要に応じ、臨時、緊急というオーダーにも対応しています。 CT・MRIでは、必要に応じダイナミック造影を行い、あらゆる部位の検査に対応しています。
医療設備
64列マルチスライスCT:1台
MRI(超電導1.5T) :1台
血管撮影装置(DSA) :2台
フラットパネルディテクター(一般撮影)
デジタルX線テレビ装置
県内初の医療被ばく低減施設に認定されています
■医療被ばく低減施設とは
診療放射線技師の職能団体である公益社団法人日本診療放射線技師会の行なう事業です。県民の皆様に「安心できる放射線診療」を提供する為の事業で、医療被ばく低減に努めている施設を認定するものです。当院では2010年6月1日付けで「医療被ばく低減施設」に認定されました。2020年6月現在、医療被ばく低減施設は日本国内では128施設、山梨県内では初の認定です。
医療被ばく低減施設では、施設にて行われている放射線検査によるおおよその被ばく線量を知ることが可能です。(ただし、他院で行われた放射線検査による線量については評価しかねます。)また、みなさまに安全で安心な放射線診療が提供できるよう、またできるだけ少ない放射線量にて検査が済むように日々努力しております。使用している装置類についても精度管理・日常点検などきちんと行われています。
もうひとつの取り組みとして皆様の放射線検査による被ばく線量を記録できるように“レントゲン手帳”をご希望の方に無料配布しております。検査の都度提示いただければ、当室にて行われた検査の履歴とおおよその線量を記入いたします。この手帳を見ることで、手にしたその日の検査から放射線検査の履歴を知ることが可能です。検査の履歴を見ると過去の検査から被ばく線量を全て合算しがちです。しかし、当院で行われている放射線検査による被ばくの影響は体に残存し続けるレベルではありませんし、積算して考える必要もないレベルではないことについて始めに説明しておきます。
レントゲン手帳をご希望の方は当院放射線室にてお声掛けください。
放射線室では、みなさまに安心して安全に放射線診療が受けていただけるよう一同努力しています。また、放射線検査に関するご心配事などがございましたらお気軽に放射線室にお問い合わせ下さい。
スタッフ紹介
本杉 宇太郎(もとすぎ うたろう)
■山梨大学 2000年卒
■ 所属学会
- 日本磁気共鳴医学会
- 日本医学放射線学会 (専門医、診断専門医)
- 日本腹部放射線学会
- ヨーロッパ放射線学会
- 日本肝臓学会
- 日本肝癌研究会